誰もが自分らしく生きる

心楽しく生きる

 

Art & Science

 

効率性だけを求めれば、人々の暮らしは無意味なものになる。

 

確かに都市での暮らしは快適で効率的で生産性は高い。

 

スマホひとつで部屋の中は暖かくも涼しくもなりすぐに美味い料理が運ばれてくる。

 

料理が冷めても心配はない。

 

電子レンジに入れて待つこと数秒、いつでも暖かい料理にありつける。

 

だがその快適性は他人の感性に依るところが大きい。

 

誰かが人々の最大公約数を推し量り、

 

「こうしたら万人受けするだろう」と作り上げた快適性だ。

 

野山に出かけるとその快適性はどこにも転がってはいない。

 

自分で調理しなければ、グルメどころか空腹さえ満たされない。

 

自分でテントを設営しなければ安心して眠ることも困難となる。

 

雨風に悩まされることもあるし、不快な害虫の襲来を受けることもある。

 

それにシュラフとマットの組み合わせでは、いつものベットの快適性とは程遠い。

  

それでは、何故

  

人々はそのような不便を強いられてまで野山に出かけるのか?

 

もちろん、「美しい景色に出会いたい」、

 

あるいは、「趣味を心ゆくまで楽しみたい」という願望があるかもしれない。

 

だが、根源的な意味に於いて・・

 

野山の不便な生活の中で、そこでしか得ることのできない

 

自分らしさをカスタマイズする喜びを感じるためではないか?

 

確かに冷蔵庫も電子レンジもないところで調理するのは不便だ。

 

しかし、出来上がった料理は世界で唯一、自分だけの工夫がつまった料理だ。

 

もちろんそれを食べる場所も世界で唯一。

 

その時の気温も風も、光の加減も全てが異なる。

 

全く同じ景色など、ありえない。

 

そして、不便さの中から学んだわずかな「快適」を、

 

日々の暮らしにフィードバックする。

 

そうすると、これまでの何気ない日常にアクセントが加わり、

 

日々の暮らしが今まで以上に鮮明に輝きを増す。

 

あなたの周りにあるあらゆる経験はかけがえのない宝物。

 

あなたは、「ありのままのあなた」でいい。

 

あなたの感性を信じて、

 

あなたらしく、

 

私らしく、

 

自分らしく、

 

力強く生きる

 

 

一般社団法人Kids Outdoors Japan

Since in 2020